「今日も拒まれてます」で有名な、ポレポレ美先生の作品、「愛されない私を救ってください」
衝撃の24話、最終話を読みましたのでネタバレと感想を書いていきたいと思います!
★画像は、購入した電子版の「愛されない私を救ってください」からお借りしています。
恵は家族をすて、仕事を捨て、スピチュアルにはまり、ふんわり先生に全てを捧げてしまいます。
ふんわり先生が廃墟につくった学校でスピチュアル仲間たちと、ますますふんわり先生にのめり込んでいく恵。
しかし、恵の兄と、癌でなくなった母は恵を助けようとふんわり先生について調べ恵の足取りを追っていました。
恵に謝りたくて仕方がなかった恵のお母さん。
お母さんには重大な秘密があったのでした。
恵の兄の妻である希は、娘の真里亜のすごろくゲームの中に、一通の手紙が忍ばせてあるのに気がつきます。
それはお母さんから恵に宛てた手紙でした。
お母さんは恵に直接手紙を渡すことができないため、希や真里亜に気がついてほしいと手紙を忍ばせたのでした。
そこには必死で謝る母の言葉とお揃しい事実が書かれていました。
恵の母親(名前は正実)は、以前、閉鎖的な村に住んでいました。
村人は「ほっかむり神」という神様を崇拝していました。
しかし、そのほっかむり神は、自己流の占いをするだけの中年女性でした。
たまたま村人を占った占いがあたったことをきっかけに、皆から崇拝されるようになった女性がほっかむり神と名乗り、次第に村での権力を握るようになったのでした。
しかし、そのほっかむり神を冷静な目で見つめていたのがふんわり親子でした。
ふんわり先生の母親である「ふんわり」は、ほっかむり神を信用せずに自分の考えの元に行動していました。
(ふんわり先生は、自分の母親がふんわりと名乗っていたので自分もふんわり先生となのることにした)
ふんわりが気に入らない村人達は、
みんなでふんわりを村八分のような状態にします。
そしてついに、村人達の中で、ふんわり親子を消してしまおう、という恐ろしい計画が実行されようとしていました。
その計画に加わっていたのが恵の母である正実でした。
村人達は手始めにふんわり親子に嫌がらせをしていきます。
家に落書きをしたり、虫や生き物の死骸をふんわり親子の目に入る場所に置いたりしました。
それでもふんわり母はめげずに、亡くなった生き物達のお墓を作ってあげ、暮らし続けていました。
少女だたふんわり先生も、怖い思いをしながらもなんとかお母さんと一緒に暮らしていました。
ある日、幼かったふんわり先生はお母さんがいないことに気がつきます。
お母さんを探すふんわり先生。
ふんわり先生が見つけたのは、村人によって変わり果てた姿にされてしまたお母さんでした、、、
★この恐ろしい出来事が、恵の母である正実が隠していた出来事でした。
場面は現代に切り替わります。
廃墟の学校で友達達が人形のようになり息絶えている場面を見てショックで倒れた恵。
恵は廃墟のベッドで寝ていました。
目を覚ました恵の側にはふんわり先生がいました。
ふんわり先生を見て安心する恵。
ふんわり先生は、恵が見たお揃い光景を、夢でも見たのね、と微笑みます。
そこに、以前からふんわり先生を追っていた女性記者が現れます。
「そういうことか、こうやって閉鎖的な空間に閉じ込めて洗脳してたのか!」と記者は言います。
「そこまでよ、記者さん」
ふんわり先生が女性記者の方に手を置きます。
「羽鳥先生!?」
ふんわり先生を見た記者が驚きの声をあげます。
羽鳥先生というのは、かつて村人たちに消されたふんわり先生の母親でした。
記者は、ふんわり先生があまりに母親に似ているため見間違えたのでした。
「記者さん、あなたお母さんの生徒だったのね」
ふんわり先生は言いました。
「こんなことしたって、羽鳥先生がよろこぶはずない!」記者は怒鳴ります。
2人の会話を聞きながら困惑する恵。
ふんわり先生は自分の過去の話を始めるのでした。
お母さんを亡くしたふんわり先生は、お母さんを変わり果てた姿にした村人達への復讐を誓います。
ふんわり先生は必死で勉強してお金をため、
セミナーを開けるまでになりました。
そこから頭を巡らせ、人目につかないマスコミや世間の目にも晒されない、現在のような閉鎖された空間で人を洗脳できる学校をつくったのでした。
ふわふわ先生の正体は母の仇をとる復讐の鬼でした。
自分の母を酷い目にあわせた村の人間を洗脳し、復讐していたのでした。
正実にも復讐しようとしたところ、正実が病でもう長くはないと知ったふわふわ先生は、正実の娘である恵をターゲットにしたのでした。
ふわふわ先生が自分に近づいた本当の理由を知った恵は大きなショックを受けます。
そんな恵を気にする様子もなく、ふわふわ先生は部屋にガソリンを撒き火をつけたのでした。
記者の女性が必死の思いで恵を助けだします。
煙で意識がかすむなか、記者の女性とかけつけた兄夫婦によって、恵は無事学校の外に逃げらたのでした。
ふわふわ先生は学校の中にいます。
ふわふわ先生の頭の中にお母さんとの記憶が蘇ります。
〜お母さん
ついに復讐ができた
目的を果たせたわ
だから学校も手放すの
お母さん
時間が逆戻りになればいいのにね〜
煙と火の中で微笑むふわふわ先生
場面は変わり、
恵は病院にいました。
病院の部屋にはふわふわ先生のニュースが流れていました。
ふわふわ先生の消息はわからないままです。
「お兄ちゃんも孤独を感じたりする?」
お見舞いにきてくれた兄に尋ねる恵。
「誰だって孤独を感じることくらいあるさ、
でもおまえは1人じゃないから」
兄はそう言いました。
病室を出て1人になった兄は、隣人の男の子にラインをします。
★恵の兄は兄で、恵の前では優しい兄を演じつつも、本性は特殊な性癖をもつかなりまずい人です。
今は隣人の男の子を脅迫し操っているようでした。
隣人の少年は両親の部屋でメモを見つけました。
そのメモは少年のお母さんの手放すリストでした、、
ふわふわ先生が生きているのか、、?
それとも新たなふわふわ先生が、、?
真相は誰にもわからないのでした、、
★これで、漫画は終わります。
一命をとりとめた恵。
再びふわふわ先生と巡り合わないことを祈るばかりです。
ポレ美先生の漫画は最初は読みやすいのですが、徐々に話が重くなっていきます。
そんなところが人形なのでしょう。
現在連載されている、集まれ!聖人君子もとても面白いです。
是非そちらもチェックしてみてください。