最終話、11話のネタバレを書いていきます。
花火を見ることができなかった雨。
雨は聴覚を失う前に、太陽に学校に行ってみたいと話します。
学校は太陽と雨が初めて出会っ場所だからです。
「許可をとっておくね」と太陽は微笑むのでした。
場面は変わり、春陽は雨の爪の手入れをしてあげながら「自分へ花火師になる」と約束します。
翌日学校に行く雨と太陽、
雨は「太陽くんが隣にいる人生でよかった」と話します。
太陽はそれを聞いて涙を流します。
ついに聴覚が失われる1時間前、線香花火の時のお願いを今使っていいかと雨は太陽に訪ねます。
太陽はいいよ、と答えます。
「わたしにもう会いに来ないで、私のこと2度と思い出さないで、これがわたしの最後のお願い」
雨はいいます。
太陽は「嫌だよ、おれ雨にあえないなんて嫌だよ」と太陽は震えた声で言います。
しかし雨は「今日でおしまい、わたしたちの恋はこれでおしまい、約束だよ、さようなら太陽くん」
雨は言うのでした。
太陽は「雨?雨?」と呼びかけます。
しかしもう雨からの反応はないのでした。
雨の時計はもう真っ暗になっていました。
太陽は雨を抱きしめながら泣き続けるのでした。
雨は太陽の最後の言葉を聞くと辛くなると考え、太陽に聴覚を失う時間を1時間遅く伝えていたのでした。
場面は変わり、雨はベッドに寝ています。
目覚めた雨、雨は全ての五感が戻っていました。
そこに司が現れます。
司は「落ち着いて聞いて、太陽君はなくなったんだ」と話します。
場面は変わり、太陽は家族と話しています。
「自分が死ねば雨の五感が戻る」と太陽は告げ、なくなったのでした。
太陽のお葬式で春陽からメモをもらいます。
それは太陽からのメモでした。
「シンディーに話しかけてみて」と書いてあります。
雨がシンディーに話しかけると太陽の声がします。
太陽は雨に事の成り行きを話します。
雨が五感を失ったあと、日下から自分が命を返せば雨に心が戻ると話を聞きます。
日下は自分の命を返して雨に五感を戻すことを選択したのでした。
太陽は「自分は本当なら大晦日に死んでいた、雨のおかげで猶予ができて雨とすごせた、本当にありがとう、雨、なかないで、雨の笑った顔が大好き。
約束しよう、未来の約束、雨、一人前のパテシィエになってね、雨ならできる、絶対できる」
とシンディーを通じて雨に話すのでした。
後日、雨に太陽の花火を見せたいと太陽のお父さんから電話がかかってきます。
太陽は雨に花火を見せたいから雨のために打ち上げてくれと家族にたのんでいました。
雨は「精一杯生きていきます、太陽くんのぶんまで」と太陽の家族に言いました。
花火が打ち上がりました。
「雨はこの世界に必要だよ」
雨には太陽の声がきこえたのでした。
雨は泣きながら微笑むのでした。
後日、雨はパテシィエになるために東京に旅立ちます。
「がんばるね、太陽くん」
雨は傘をみつめてつぶやくのでした。
数年後、雨は洋菓子店を開いていました。
お客様にマカロンを出す雨。
すると雨がふってきました。
お店の名前はSun &Rainでした。
雨は赤い傘をさし、空を見つめいいます。
「かなえたよ約束、赤い傘と未来の約束」
END