大人気放映中のドラマ「夫よ、死んでくれないか」シリアスな展開でありながらカオスな笑いが盛り込まれていて毎週楽しみにしております。
このドラマには原作小説があり、早速購入して読んでみたのでネタバレと結末を書いて行きたいと思います。
先に申し上げますと、ドラマと小説はかなり内容が違います。
だからこそドラマの最終回が楽しみでもあります。
以下ネタバレご注意ください!
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まず始まりからして違います。
小説序盤で既に璃子は夫と離婚しています。
ドラマでは大活躍の弘穀ですが、小説ではほぼ登場しません笑
夫の束縛に悩んでいた璃子が、麻矢との 友里香協力を得て弘穀と離婚できた、という前提があり、自分だけ幸せになるのはおかしいと考え、同じくそれぞれの夫に悩んでいる真矢とに 友里香も協力したいと思う、、というストーリーです。
友里香の夫は原作ではガーベ(ゴミ)ときいかあだ名がつけられています(汗
ガーベは 友里香にDVをしている最中に運悪く体制を崩し、テーブルに頭を打ち付けます。
パニックになった 友里香は、麻矢と璃子に連絡し、
3人で気を失っているガーベのことをどこかへ遺棄しようと計画します。
しかし手足をテープで縛ろうとした瞬間に、ガーベの意識が回復してしまいます。
このときガーベは記憶障害を起こしており、今までの記憶も妻子の存在も忘れ、まるで別人のように穏やかな人間になっていたのです。
これで友里香の悩みは一件落着。
あとはガーベが一生記憶を思い出さなければいいだけです。
しかし今度は麻矢に問題が発生します。
こちらは夫の光博に不倫の疑いがあり、それを問い詰めたところ、彼が家出してしまうという事態に。
しかし、光博が会社を無断欠勤していたことや、公園のゴミ箱に財布が捨てられていたことを知ると・・一時的に出て行ったのではなく失踪した?
自ら命を絶ったか事件に巻き込まれたのではないかと心配する真矢。
しかし光博は会社にしばらく欠勤したいとメールしていました。
さらに麻矢の携帯には光博のメールアドレスから彼と璃子がぴったり寄り添ったツーショット写真が送られてきます。
この写真はドラマの通り、たまたま光博に会った璃子が、不自然な様子の光博にはぼ強引にツーショットを頼まれただけとわかります。
また、小説ではドラマではまだ登場しない真矢のひきこもりの兄がいます。
兄は、光博と連絡をとっていたようで、何かを知っている様子、しかし問い詰めても核心的なことはうやむやにされる真矢。
不倫され憎んでいた光博が失踪していてくれれば、離婚ができると思っていた麻矢。
しかし、思わぬ展開になったとたん、急に光博の行方が気になり出します。
最終的に光博は生きていました。
光博は何をしていたかというと真矢の会社のかなり若い後輩(ドラマにはまだ登場せず)と不倫していました。
友里香はというと、ガーベは記憶が戻り、さらに強力なDV夫に豹変。
またまた口論になり今度は友里香が喧嘩のはずみで怪我をします。
意識不明で救急車で運ばれる友里香。
真矢と璃子は意識が戻るように願います。
友里香は無事に意識を取り戻します。
結局、題名とは裏腹に夫は誰も命を落としませんでした。
真矢も会社の後輩とは別れたら光博と再会しますが、その後2人がどうなったかは描かれていません。
この小説は、結果がどうなったということよりもこうなってしまった過程についての物語なような気がします
タイトルである「夫よ、死んでくれないか」は仲の良い友人同志の愚痴、というよくあるシチュエーションの会話の中で語られる内容です
「言葉の綾」といえばそうでしょうが、相手が「本心」と受け止めれば残酷過ぎる話で、絶望し、すれ違っていくでしょう
本心を伝えていても、相手の受け止め方によっても変わります。
小説の最終回とドラマの最終回は違ったものになると思われますので、ドラマの最終回もかなり楽しみです、、!