★画像は傷だらけの悪魔、comico電子版を購入し、お借りしています。
先生がついに詩乃の手紙を読み上げます。
ですが
わたしの存在が彼らにその選択を許す一因だったのではと思っています
明らかになったこと
これまで皆がしてきたこと
照らし合わせ思い出した
様々な想いをもっていることと思います
憐れむ人
恨む人
嘲る人
色んな人がいるでしょう
でも、だって、
なんて考えていませんか?
この半年クラスにいじめがありました
いじめを悪趣味だと嫌い軽蔑した人もいるでしょう
わたしは違う、嫌だと思っていた
もし近藤さんや黒木くんのように、実際に行動した以外の人がそう思っているなら
あなたは何もできない無能な自分を随分と過大評価しているのですね
わたしもあなたたちも皆んなでいじめを育ててきたんです
私は加害者です、そして被害者でした
私は自分を良い人間とは思っていません
復讐することで過去の私を救いたかった
失った色々なものを取り戻せる気がしました
いつしか私はゲームのようにいじめをたのしんでいました
嫌でした
私は葛西とは違う、そう思いたかった
でも違わない、私は自分が嫌っている人間とおなじ
そして周りも汚している
いじめは珍しいことではなく、ここで起きたことも特別なことではない、
でも誰かがいじめにあってるのを、救おうと実際に行動できた人たちがいることは
残念ながら特別なことではないでしょうか
私とは関わらず普通に普通の人生を送ってください
さて、答えを聞くことはできないのですが、
あなた達はこの先
伊藤くんは藤塚さんにどのように接しますか?
私たちは流されやすく新しいことへの好奇心が強い
未熟な悪魔の子供です
育てて弾けたいじめのあとしまつを
あなたちはどうするのでしょうか
★詩乃の手紙は391話に続きます。