8年という長い間連載されてきた漫画、屍活師〜女王の法医学〜が、ついに最終回を迎えました。
さっそくBE・LOVEを購入して読みましたので感想を書いていきたいと思います。
放医研に強豪高校バレー部の生徒の遺体が持ち込まれました。
一(はじめ)の心はユキが脳外科に戻るかもしれないという噂に掻き乱されていました。
久々に一とユキが2人揃う解剖が始まりました。
バレー部の生徒は、階段から転落した際に頭を強打したとのことでした。
転落時に出来たと見られる2つの傷を調べていくユキ。
するとユキは遺体の口元に違和感を感じ、あることに気がつくのでした。
解剖が終わり、遺族への説明を始めるユキ。
「死因は急性硬膜下血腫でした。」
遺族はやはり転落してぶつけたことが原因かと尋ねます。
ユキはその傷におかしな点があったことを話します。
そのおかしな点とは、2つの傷に時間差があるということでした。
驚く遺族たち。
亡くなった生徒は階段から転落し亡くなる前に、既に具合が悪そうにして階段付近で座って休んでいたという他の部員の証言があったことを話します。
その証言からユキは、階段から落ちる前に既に頭になんらかの傷を負っていたと考えたのでした。
休めば良くなると考えた生徒は少し休んだ後になんとか階段を降りようとしたが結局転落してしまった、つまり転落前から既に瀕死の状態だった、とユキは遺族に説明します。
その話を聞いた遺族は、バレー部の監督に練習中に事故があったのかを尋ねます。
思い当たる事は何もないと答える監督。
そこでユキは亡くなった生徒の口元に傷があり、その傷が腫れていたことを話します。
すると‥
勇気を出した1人の部員が、亡くなった生徒は監督に暴力を受けていたことを告発したのでした。
亡くなった生徒は階段から転落する直前に監督から殴られ、その結果頭を強打したのでした。
こうして、ユキの解剖により亡くなった生徒の真実がわかったのでした。
後日、亡くなった生徒の部の仲間達が研究室を訪ねて来ます。
部員達は真実を解明する手助けをしてくれたユキと一に、お礼を持ってきたのでした。
そのお礼とは、部員みんなで作ったおにぎりでした。
喜んで食べるユキと一。
ツナマヨなど定番の具のほかに、なんと寒天ゼリー入りのおにぎりもありました。
ユキは「まずいよ」と泣き笑いしながら食べるのでした。
後日、、
ユキは法医学を辞めないと、一に話します。
「いつが私が死んだ時には、私の体ワンコに解剖させてあげるよ」とユキは言います。
ユキと一の法医学の道はまだまだ続いていくのでした。
★屍活師の最終回のあらすじをざっくりと書きました。
最終回は今、大きな社会問題になっている、スポーツの場での暴力が題材となっており、とても重い内容でしたが改めて深く考えるきっかけとなりました。
杜野先生、8年もの長い間、本当におつかれさまでした!
素晴らしい作品をありがとうございました。
最終巻、18巻は10月12日発売です。
もちろんこちらも購入し、感想を書きたいと思います。