プロ野球巨人で選手、監督として活躍した巨人の長嶋茂雄終身名誉監督が3日午前6時39分、肺炎のため東京都内の病院で死去した。89歳だった。
葬式は近親者のみで執り行う。喪主は次女三奈(みな)さん。後日お別れの会を開く。
普通ならば喪主は長男の一茂さんが務めるのが一般的ですが、なぜ三奈さんなのか?
について書いていきたいと思います。
長年にわたり噂されてきた、長嶋一茂さんとご家族との間の「確執」、一茂さんは精神的な不調に長年の間苦しめられており、特にお母様が亡くなられた時の落ち込みようは大変だったと語られていました。
また、一茂さんは1987年にドラフト1位でヤクルトスワローズに入団。その後、1993年に巨人に移籍。いわゆる「ミスターの息子が巨人入り」ということで話題になりました。
ところが、成績としてはプロ通算7年間で打率.210、18本塁打と期待されたほどの活躍はできず、1996年オフに巨人から戦力外通告を受けます。
実はこの戦力外通告のとき、
長嶋茂雄さんは当時、巨人の終身名誉監督という立場にいました。
にもかかわらず、一茂さんの戦力外に関して特に助け舟を出すこともなく、あくまで「球団の判断」として距離を置いたと言われています。
一茂さんにとっては、「親父はオレを守ってくれないのか」
という思いが残ったらしく、これも親子の溝を深めた要因になったと複数の関係者が語っています。
ただし、現在は完全に絶縁状態というわけではなく、時折交流もあると一茂さん自身がテレビで語っていたこともあります。「親子って難しいよね」という距離感のようですね。
メディアへの露出がほとんどない長女・長嶋有希さんの現在の状況も気になります。
三奈さんが喪主を務める大きな理由の一つに、父・茂雄さんへの長年にわたる献身的なサポートが挙げられます。
茂雄さんは2004年3月に脳梗塞で倒れて以降、リハビリが必要な状態でした。特に2007年9月に母・亜希子さんが亡くなられてからは、三奈さんが茂雄さんの生活全般を支えてきたと報じられています。食事管理からリハビリの付き添い、公の場への帯同まで、その手厚いサポートは広く知られています。
よって茂雄さんと最も近しい三奈さんが喪主を務めたと思われます。
改めて長嶋茂雄さんのご冥福をお祈りします。