田中圭(40)との不倫疑惑報道により、俳優・永野芽郁(25)はCMが消滅、大河ドラマ、ラジオ番組が降板・終了となり、芸能生活の危機を迎えている——。
永野を巡っては、4月24日と5月8日発売の『週刊文春』(文藝春秋)が、田中との不倫疑惑をスクープ。本人と双方の事務所は報道を否定したものの、密着するツーショットや2人のものだとされる生々しいLINEのやり取りが掲載された。
一連の報道を受け、永野をCMなどに起用していた9社のスポンサー企業が、彼女の画像や動画をホームページなどから削除する“CM削除ドミノ”が発生。5月19日にはアンバサダーを務めていた高級ブランド「プラダ」のプロジェクト起用も終了していたことが明らかになった。
この騒動を所属事務所は重く受け止め、永野が出演する予定だった2026年のNHK大河ドラマ『豊臣兄弟!』の出演を辞退。彼女がパーソナリティーを務めていたラジオ番組『永野芽郁のオールナイトニッポンX』(ニッポン放送)の出演辞退と番組の終了も決定した。 「永野さんは3年先までスケジュールが埋まるほどの人気女優でしたが、それらもすべて白紙になったと言われていますね。
事務所関係者は活動休止を否定しているといいますし、今後もオファーがあれば稼働するようですが、永野さんのイメージは今、地に落ちてしまっている。 現状、永野さんは全話収録済みの連続ドラマ『キャスター』(TBS系)、5月16日に公開された主演映画『かくかくしかじか』が“最後の仕事”という感じで、スポンサー企業が絡む新規のオファーはまず来ないでしょうね。
そんな永野さんは、9社ものスポンサー企業で“削除”の動きがあったことから、違約金の行方も注目されていますよね」(ワイドショー関係者)
■永野の今後は“配信路線”か
一部では、永野には10億円を超える違約金が発生する可能性も言われているが、現状ではCMの削除は“企業側の理由”という形になっているようだ。
「永野さん側が不倫疑惑を一貫して否定しているため契約自体は切れておらず、違約金などは発生していないものと見られています。もちろん、個々に契約は異なるでしょうし、今後、広告代理店を入れた話し合いが行なわれると見られますが……。
ただ、永野さんへの信頼は崩壊しており、少なくとも契約の延長や、新規で契約を結びたいという企業は現われないでしょうね。
そんな厳しい状況に置かれている永野さんですが、所属事務所は、彼女がまだ25歳で、そしてこれまで大活躍をして大いに貢献してきてくれたことも踏まえて、今後も彼女をフォローし、復活への道を模索していくと言われていますね。
ただ、やはりもうスポンサー企業が絡む仕事は厳しい。ですので、これまでとは違った方面で売り出していくのではとささやかれています」(民放キー局関係者) 不祥事を起こしてテレビドラマに出られなくなった俳優が、映画俳優として活動を再開するというのはよく聞く話だが、永野の場合はそれも簡単ではなさそうだ。
「テレビドラマだけでなく、映画の世界でもスポンサー企業の存在は不可欠。彼らの協力がなければ予算が立てられず、映画を撮ることはできません。もちろん、小規模の映画なら大手スポンサー企業なしでも製作できますが。
ですので今、言われているのはNetflixやAmazonPrimeVideoといった、スポンサー企業に依存していない配信メディアでの活動を探るのでは、という話ですね」(前同) また、永野の所属事務所は俳優業以外の事業にも強い大手プロダクションのため、別ジャンルを開拓する道もあるようだ。 「たとえば、アーティスト路線ですよね。永野さんの所属事務所には、DISH//の北村匠海さん(27)やM!LKの佐野勇斗さん(27)、女優では本仮屋ユイカさん(37)など、俳優業と音楽活動を並行しているタレントは珍しくなく、そのための部署や自社レーベルも持っていますからね」(同)
■「独立説」も浮上の裏側
永野は2016年(当時16歳)、音楽イベントに登壇した際には「歌はすごく下手」だと苦笑していたが、エレキギターが好きで「いつか覆面で有名アーティストの後ろで演奏できるくらい上手になりたい」と夢を語っていたことがある。コロナ禍で外出自粛を強いられた20年には、ギターショップに立ち寄っていた様子を撮られ、アコースティックギターに没頭していたとも報じられた。 「歌唱力はレッスンを積めば改善するでしょうし、女優としての表現力を生かしてのパフォーマンスとか、歌唱ではなくギタリストとしての持ち味を生かすとか、いくらでもやり方はありますよね。 また、永野さんの事務所には出版事業などを手掛ける関連会社もありますから、そこでフォトエッセイを出す、などの展開もあるでしょう。つまり、大手事務所のバックアップが今後も考えられるため、選択肢は多いということですよね」(前出の民放キー局関係者) 田中との不倫疑惑でイメージが急落、厳しい状況に追い込まれた永野の今後だが——芸能プロ関係者は、「独立をするのではないか、という噂も出ていますね」と言い、こう続ける。 「事務所からのサポートがあるといっても、同事務所には多数の人気タレントが所属しており、この状況下では他のタレントのマネジメントが優先されるでしょう。これまであったであろう永野さんへの“特別扱い”はもうなくなる。 そして、現実的にはこれまでのような大きな仕事が舞い込むことはないですし、結局は事務所に所属しているだけ——という展開もなくはない。近年では俳優の独立は珍しい話ではないし、いっそのこと個人で……と考えるのは、あり得る話です」 例を挙げると、東出昌大(37)。
東出は好感度の高い人気俳優だったが、20年1月に唐田えりか(27)との不倫が発覚したことでイメージが急落し、4社のCMを降板。さらに22年2月には当時の所属事務所をクビ同然の形で辞める騒動もあったが、独立後は山での生活も注目を集めるなどし、事務所退所から3年後の現在は、俳優としての復活に成功している。 「加えて、永野さんのマネジャーは、実姉がももいろクローバーZ・百田夏菜子さん(30)ということもあり若いながら業界慣れしていて、仕事ができる人と言われています。そして、そのマネジャーにも週刊誌報道があったんですよね」(前同) 永野のマネジャーは2月20日発売の『週刊新潮』(新潮社)で“素行不良”が報じられた。永野の番組収録の終了が遅くなったことに激怒し、番組チーフプロデューサーに詰め寄る場面があったと報じられ、さらに、永野がイベントに出演する際にはスタッフやクライアントに接触しないよう威嚇してくる、とも。 「報道があった以上、マネジャーも事務所内での居心地が悪いところがあると考えられます。マネジャーは永野さんとの関係はかなり良好とされ、二人三脚で頑張ってきて、近年大きな結果を残してきた。両者には深い信頼関係がある、そして2人が事務所内で置かれている状況から、永野さんとマネジャーの2人で独立するのでは——という噂が持ち上がっているのでしょうね」(同) 永野は、これまでのような“清純派の主演女優”の道はもう厳しいだろう。当面、新規のCMオファーもないと考えられるが、25歳女優は今後、どんな道を進んでいくのか。どの選択肢を選んでも、茨の道を行くことになりそうだが——。