「日本一の最低男 ※私の家族はニセモノだった」
私的に今期1番良いドラマだと思っています。
フジテレビの問題は酷いものでしたが、それとは別にこんな良いドラマがあまり見られていないのはとても残念です。
流行りの若い出演者などは出ていませんし、子役の子も有名な子ではないので今期のドラマの中でもあまり目立つドラマではないですが、とにかく内容が優しく誠実でとても良いです。
こんな良いドラマ作れる環境があるのに、フジテレビの役員や大御所タレントは本当に何やってるんでしょう、、泣
毎回涙涙で、現代で問題になっていること、性的マイノリティや男女の差、真面目なのに頑張っても上手く働けない人々、不登校、発達の遅れ、団塊の世代の価値観など、社会的なテーマを押し付けがましくなく自然に描いています。
香取慎吾さんの演技も久々に拝見しましたが、初期のどこか憎たらしい男から、家族と触れ合っていくうちに家族を真摯に思い発言するようになっていく過程が上手いなぁと。
志尊淳さんもとにかく物腰が柔らかい演技がお上手。泣きの演技が特に魅力的な俳優さん。
子役の子も、あまりに上手すぎる子役よりも自然で可愛らしく、よくドラマに馴染んでいます。
特に良かったのがはるなさんの元夫の回。
真面目で良い人なのに社会に出るとなかなか上手くいかない人っていますよね。ずる賢い人ほどのし上がっていける世の中だったり、、
俳優さんの演技もとても上手く、こういう方々が生きやすい世の中になるといいなと思ったり。
一平の父親である柄本明さんの回も素晴らしかったです。
もう本当のお父さんみたい。
そろそろ最終回を迎えますが、終わってしまうのが寂しい、そんなドラマです。