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漫画「愛と呪い」3巻 最終回 最終話 結末の感想と一部ネタバレ

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★ふみふみこ先生の描かれた漫画、愛と呪い。

とても悲しく重い作品ですが、一気に読んでしまいました。

最終回のあらすじと感想を書いていきます。

画像は購入した「愛と呪い」からお借りしています。★

 

つらい経験が重なった愛子は、高校卒業後、ついに家に引きこもるようになってしまいます。

高校のときに唯一自分の身の上を話した田中にメールしてみるも、田中のアドレスはもう使われておらず連絡は途絶えてしまいます。

 

愛子は命を終わらせたいと日々おもうようになります。

辛い日々が続きますが、ある日初めてのパソコンが家にやってきます。

インターネットを使った愛子はパソコンひとつで色々な情報を得ることができることに感動します。

 

パソコンを使い仕事を探そう、ちゃんと生きてみよう、と思う愛子。

 

 

数年後に話は切り替わります。

 

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愛子はきちんと仕事についていました。

不安定な心は変わらず薬を飲みながらも、働く愛子。

真面目で誠実な恋人もいました。

恋人がいるにも関わらず、不安や辛さを恋人でない男性との一夜限りの行為で紛らわす愛子。

 

不安定な中でも恋人との関係はなんとか保ち、恋人にプロポーズされます。

恋人が結婚の挨拶をしに家に来た時、愛子の父と母はまるで何事もなかったようにニコニコしながら対応します。

自分に過去にしてきた虐待をなかったことのように普通の家族としてふるまう家族を見て愛子は怒りが噴き出し、母親につかみかかります。

なぜ、父親から自分を守ってくれなかったのか、、

泣きながら母親につかみかかる愛子。

お母さんは、泣きながら

何度も離婚しようとしたけれど、お母さんひとりでは育てられなかった、愛子を守るためには仕方なかった と弁解したのでした。

 

 

戸惑う愛子ですが、ついに決心し、結婚生活が始まります。

 

しかし結婚しても愛子の不安や苦しさは消えることはありません。

父親にされたことや今までの辛かった日々がフラッシュバックし本当に苦しい日々が続きます。

 

 

夫は結婚の挨拶の日に愛子が母親につかみかかったこともあまり大事とは思っていないようでした。

ただの家族喧嘩と思っているのか、都合がよくない重い話は避けたいのか、愛子が心に負った傷を見ないようにする夫に対し、孤独感をつのらせる愛子。

 

日に日に部屋は汚くなり仕事もできなくなります。

そして愛子は、お酒を飲まないと男性と関係を持てない自分に気が付きます。

禁酒をした今、夫との夫婦生活もできなくなっていました。

「ほんまに僕のこと好き?」

と夫は愛子に尋ねたのでした。

 

生活が日に日に荒れていく愛子。

愛子はついに街でお酒を飲み暴力事件を起こし警察に捕まってしまいます。

 

暴力事件は不起訴処分になり安堵する愛子。

 

愛子は夫との離婚を決意するのでした。

 

ひとりの生活が始まり、悪夢にうなされる愛子。

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ひとりになった愛子は大泣きします。

 

〜もう誰かに助けてほしいとすがることも

それを願うこともしないと決めた

自分の好きなときな好きなように泣く〜

 

場面は変わり、お母さんと散歩をする愛子

 

お母さんは今まで自分が愛子を守ってあげられなことを泣いて謝ります。

 

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悲しい

悲しい

お母さんの謝罪を聞いて愛子は悲しくて仕方がありませんでした。

 

「もういいんよ

わたしは大人やから」

 

愛子はお母さんにそう言ったのでした。

 

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場面は変わり、

愛子はひとりでベランダに出てタバコを吸っています。

そこには幸せそうな近所の生活音が響きます。

 

愛子はタバコを吸い終え、思い切り体を伸ばし、リラックスして部屋の中に入っていくのでした。

 

 

★これで愛と呪いは終わりです。

ざっくりとあらすじを書きましたが、全く伝えきれないので是非漫画を読んでみてください。

人物の表情や細かい心理の描写が痛いくらい伝わってくる凄い漫画です。

また、漫画の巻末にあるふみふみこ先生の対談もとても心に残るものとなっていますのでかなりお勧めです。★

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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