10月に発売された君島十和子さんの本、「十和子道」。とわこみち。
トワコさんのライフスタイル、美容法は皆さん興味がありますよね。
ちなみに私はこの本を手に取るまで、君島十和子さんのファンではありませんでした。
十和子さんは私よりはかなり歳上で、エレガンスな女性で、
エルメスのバッグの持ち手にスカーフを巻いていたり、フルーチェトワコというコスメブランドの印象が強かったです。
女性誌に度々登場する十和子さんなので、もちろん目にする機会はたくさんありました。
しかし、「十和子道」を本屋で何気なく手に取り、パラパラページをめくってみると、ゆっくり読みたいな、という気分になり購入。
十和子さんも50歳。
十和子さんと言えば若い綺麗、美魔女などという印象が強いですが、この本の十和子さんは少なくとも50歳の美しい女性に見えました。
いい意味で写真にあまり修正がされていないのです。
雑誌の写真とは違い、この本の写真にはアップの写真には目元にしわが見える写真もあります。
首や手はやはり年齢を重ねた大人の肌です。
でもそれが老けたという印象には見えません。
この本の中で、十和子さんは、最近はスマホアプリなどの普及で写真は自分とは違う人が映る。
現実の自分を見るために、色々な角度から自撮りしたり、時には自分の若いDNAである娘と写真を撮って現実を見つめるとおっしゃっています。
だからこそ「十和子道」の写真は過剰な修正をしなかったのかな、という気も。
年齢ときちんとむきあう潔さが見えて、素敵だなあと素直に感じました。
今回の本では、見た目のお手入れの話だけではなく、掃除や食事、夫婦間の関係など、十和子さんのライフスタイルに密着した本になっていました。
自宅やキッチン、家具の写真もありました。
家具は義父から受け継いだものを傷ができても長く愛用し、キッチン用ふきんは真っ白になるまで自ら手洗いするなど、物を大切にする姿勢が現れていました。
また美容に関しては、素人の顔のマッサージはご法度とのこと。
私も以前、海外の皮膚科で、顔はとにかく触らない!と医師に言われたことがあるので共感しました^ ^
この本には書いてありませんでしたが、以前、十和子さんは目元は時に皮膚が薄く、アイクリームを塗るのすら刺激になるのでアイクリームは塗らないとどこかで書いていました。
また旦那様も度々登場。
本を読んだ後に十和子さんのことを知りたくなり、色々調べて見たのですが、君島家は大変な出来事が色々とおこったのですね。
激動の君島家を乗り越えてきたからこその十和子さんだと思いました。
大変なことも乗り越えてきたご夫婦なのですから絆は本物なんだろうな、と思います^ ^
滝沢真紀子さんや水谷雅子さんなど、セレブや美魔女はたくさんいますが、十和子さんはただセレブでセンスがいいというだけではない、内面的な強さがあり他の方々とは一線を画しているなあと感じました。
十和子さんは、50歳まで生きていれば辛いことも苦しいことも多々あり、でも自分はお酒を飲めずお酒で発散は出来ないので、そんな時はお風呂に入るとのこと。
この辺も人間らしくて素敵だなと思いました。
苦しいことも辛いこともたくさんあって、それを乗り越えてきたからこそ、十和子さんの美しさや強さは生まれたのではないのでしょうか。
私は最初に書いたように、十和子さんと言えば、物凄いセレブをイメージしていたのですが、良い意味で期待を裏切られて本でした。
この「十和子道」では、セレブなトワコさんではなく、日々を美しく丁寧に暮らす素敵な女性の姿がありました。
もちろん十和子さんにお会いしたこともなく、あくまで本なので、どこまてが真実かはわかりません。
しかし、この本を手元において眺めるとしゃっきりとした気持ちになりますし、自分が置かれている状況を楽しもうという気分になれます。
普通の暮らしでも参考になることがたくさんです。
私にはとてもお気に入りの本になりました。
そして、君島十和子さんが好きになりました。
写真も充実していながら読む場所も多く、 お勧めの一冊です^ ^